M2M時代からモノのデータを活用してきた製造業においても、IoTにより新たな潮流が現れています。ひとつは通信技術の成熟により「誰もが」IoTを活用できるようになり、今まで技術活用の及ばなかった旧来の機器や納品した客先の機器のデータも取得できるようになったこと。もうひとつは、長い間機器の中で蓄積されていたデータがインターネット経由で一つのシステムに統合され、他のデータと組み合わせて分析が可能になったこと。これらの潮流は、あらゆる製造業が、蓄積した知見を活かしソリューションとして提供したり、製品をサービスとして提供する「モノのサービス化」などビジネスモデルを進化させることを可能にします。しかし、この進化は現場なしでは始まりません。本セッションでは、日本の製造業として果敢にこの潮流を取り入れる、フジテック友岡氏、i Smart Technologies（旭鉄工）木村社長、田中衡機工業所 田中社長をゲストにお迎えし、企業のIoTによるイノベーションを支援するウフル 八子氏をモデレーターに超現場主義の製造業IoTについてお話を伺います。